『犯罪の現象学』 白井駿

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刑法学をフッサール現象学の立場から論じた本。法学も現象学も初心者だったのでかなり難解であった。これをニューアカと呼ぶのであろうか…。

 

ただ本書の主張は「この世の中には犯罪はないということで、あるのは、犯罪を見る人が「犯罪がある」と思う心の中にあるということ」(p399)だと思うし、それ自体はそこまで難解ではなくて、ここに仏教の「縁起」や「空」をみてとるというのも分かる気がします。

 

何年後かに再チャレンジしたい本。