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マンキュー経済学 ミクロ編 ‐12‐

-税制の設計-

税制は効率的であり、かつ衡平であるべきである。しかしこれを達成することは難しい。

 

①アメリカ政府の財政の概観

②税と効率

効率と衡平を達成する目的を持つ税制が避けられない二つの費用は、

1.税が人々の意思決定をゆがめるときに生じる死荷重

2.納税者が税法に従うときに負う管理負担

である。効率的な税制とはこれら二つの費用が小さいものである。

 

・限界税率と平均税率

限界税率とは、所得が1ドル増加したときの税の支払の増加分である。

平均税率とは、税額の総額を総所得で割ったものである。

納税者がどれほど税の犠牲になっているかは限界税率、税制がどれほどインセンティブを歪めているかは平均税率で見ることが適している。

 

・一括税

すべての人が同じ額を税金を支払う税を一括税という。これは死荷重や管理負担を減らすにも関わら、なぜあまり多くみられないのだろうか。これはなぜなら貧しい人からも同じだけ税を徴収してしまうからだ。

 

③税と衡平

 

・応益原則

これは人々が政府サービスから受ける便益に基づいて税を支払うべきであるというものである。例えばガソリン税ガソリン税の収入は道路の建設・維持にあてられる。ガソリンを買う人は道路を使用する人でもあるので、ガソリン税はこの政府サービスへの支払として公正な方法である。

 

・応能原則

これはどれだけの負担ができるかに応じて課税されるべきであるというものである。これは、高い支払能力を持つ納税者は、多くの金額を供出すべきであるという「垂直的公正」、同じような担税力をもつ納税者は、同じ金額を供出すべきであるという「水平的公平」の二つの系につながっている。