『意思決定のための「分析の技術」』 後正武
僕はコンサルタントではないけれど、この本に書いてある知識はきっと数年後に役立つときが来るだろう。そこでこの本の構成と紹介されている分析手法をまとめておきたい。
◆序章 分析とは何か
・分析とは、「物事の実態・本質を正しく理解するための作業」
◆第一章 「大きさ」を考える
・まず全体像を考える
・80対20の法則
・感度分析
・資源配分の面積図と棒状グラフ
・クリティカルマス
◆第二章 「分けて」考える
・マーケットセグメンテーション
・MECEに分ける、マネジメントインプリケーションを考えて分ける、全体を把握して検討作業を正しく位置付ける
・多元の要素を二次元に絞り込む
◆第三章 「比較して」考える
・目的に応じ、適切な枠組みを用いて、アップルツーアップルで比較する
・ギャップ分析
・コストのミクロアプローチとマクロアプローチ
・インダストリーコストカーブ
・シェアの比較
・ソフト要素の比較
・エクセレントカンパニーの八要素
◆第四章 「変化/時系列」を考える
・インプリシットストラテジー
・現在の100として過去にさかのぼっていく
・季節変動
・移動平均
・悪化分析
・他社比較と時系列分析の併用
◆第五章 「バラツキ」を考える
・等シェア線分析
・ラーニングカーブ
・BDP(ベストモデレイテッドプラクティス)
・まず平均以下を平均に。次に平均を平均以上に
・分類してそれぞれに対策を
◆第六章 「過程/プロセス」を考える
・プロセスから因果律を考える
・フローアウトアナリシス
・スループットを考える
・漏れ分析
・ビジネスシステム
・KFS
・レバレッジポイント
・フィックス、バランス、リデザイン
◆第七章 「ツリー」で考える
・ロジックツリー
・イッシュ-ツリー
・業務ツリー/テーマツリー
・ディシジョンツリー
◆第八章 「不確定/あやふやなもの」で考える
・信頼性のレベルによる情報の分類
・ロジックとフレームワークの活用
・プロセスの活用
・多数の知恵を活用する(デルファイ法)
◆第九章 「人の行動/ソフトの要素」を考える
・枠組みの工夫
・事実を把握するための工夫
・あらゆる情報を動員する工夫
・データや情報を効果的に用いる工夫
・先人の知恵や諸学問分野の成果と学説の利用
◆終章 コンサルタント能力の全体像と分析の位置づけ
・コンサルタントとしての基本姿勢・態度
・問題解決作業を進めるためのプログラム、知識、概念など
・チーム運営の能力・技術
・事実の把握、分析の手法、技術
・変革推進のための考え方、手法