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"The Hundred-Year Marathon" Micheal Pillsbury

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1949年の建国より、中華人民共和国がアメリカから世界の覇権を奪い取るために、いかに虎視眈々と計画を進めてきたかという内容。

 

著書のマイケル・ピルズベリーはCIAなどで中国の専門家として長年実務にあたってきた現代中国のプロフェッショナルである。しかしその彼も中国に見事に欺かれていたと本書で告白している。彼の誤認は、「中国内のアメリカに敵意を持ったタカ派というのは、中国世論の傍流だと思っていた。しかし、実はそうしたタカ派こそ中国世論の主流派であった」というものだ。

 

中国はアメリカへの敵意をひた隠しにし、アメリカから援助を引き出し自らの力を蓄えてきた。そしてアメリカが気づいた時にはすでに時遅し。中国はアメリカの援助を基盤として、勢いづいた国力を背景にアメリカへの敵意を徐々に露わにしていく。アメリカはそれを指を加えて眺めていることしかできないのである…

 

この本はそうならないために、アメリカが何をすべきかが最後にまとめて書かれていて、やっぱり実務家っぽいなという印象。面白かった。