2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

マンキュー経済学 マクロ編 -13-

-生産の費用- 本章では企業の行動をより詳細に調べる。さらに価格や数量に関する企業のけっていがどのように市場条件に依存するかを研究する産業組織論の分野を紹介する。このとき、企業の費用は生産や価格を決定する際の重要な決定要因である。 ①費用とは…

マンキュー経済学 ミクロ編 ‐12‐

-税制の設計- 税制は効率的であり、かつ衡平であるべきである。しかしこれを達成することは難しい。 ①アメリカ政府の財政の概観 ②税と効率 効率と衡平を達成する目的を持つ税制が避けられない二つの費用は、 1.税が人々の意思決定をゆがめるときに生じる…

情報の基礎理論

・情報量を表す接頭語 k(10^3)→M(10^6)→G(10^9)→T(10^12) (キミガタイセツ) ・時間を表す接頭語 m(10^-3)→µ(10^-6)→n(10^-9)→p(10^-12) (ミッキーナノ?ピ) ・10進数→N進数 (整数部)Nで…

"REMIX" Lawrence Lessig

違法ダウンロード取り締まりなんていつまで無駄なことしてるんだ、っていう本だった気がする。

『日本経済のウソ』 高橋洋一

(白川総裁のときの)日銀批判。システム開発会社にも日銀OBが天下ってるってか!この本は量的緩和を主張していました。

『国際金融の理論』 クルーグマン

前に読んだけど書くの忘れてた。 第一部:為替レートと国際収支 第二部:投機と為替レート 第三部:債務危機とその影響 第四部:国際金融システム 理論中心でかなり難しかった。数式はあるけどそこまで複雑なものはないと思う。

マンキュー経済学 ミクロ編 ‐11‐

-公共財と共有資源- この章では市場価格がない財に発生する問題を検討する。ある財に価格がついていないとき、民間市場でその財の適切な量の生産と消費がなされるという保証はない。その場合、政府の政策は潜在的には市場の失敗を改善し、経済的福祉を増や…

『空と無我』 定方晟

仏教の「無我」の教えをナーガールジュナの「空」を通って解説してくれている本。基本的に平易な文章であるし、要所々々で分かりやすい例えを用いて、仏教の複雑な概念を説明してくれるので、頭にすんなり入ってくる。 思想的にも時系列に沿って順に解説して…

『犯罪の現象学』 白井駿

刑法学をフッサールの現象学の立場から論じた本。法学も現象学も初心者だったのでかなり難解であった。これをニューアカと呼ぶのであろうか…。 ただ本書の主張は「この世の中には犯罪はないということで、あるのは、犯罪を見る人が「犯罪がある」と思う心の…

マンキュー経済学 ミクロ編 -10-

-外部性- この章では市場の失敗の中でも外部性について考える。外部性は、ある活動に従事する人が周囲の人の厚生に影響を与え、その影響に対する補償を支払うことも受け入れないときに生じる。 ①外部性と市場の非効率性 ・負の外部性 汚染物を排出している…

『経済政策を売り歩く人々』 ポール・クルーグマン

お茶の間で人気のエコノミストや政策プロモーターたちの主張の誤りを指摘した本。ラッファー曲線ってインチキだったんだ…マンキュー経済学の本でも取り上げられてたけど…確かに何で二次関数の曲線になるかは不思議だったけどね。

マンキュー経済学 ミクロ編 -9-

-応用:国際貿易- 国際貿易は経済的福祉に対してどのような影響を及ぼすのだろうか。 ①貿易の決定要因 ・貿易がないときの均衡 架空の国「アイソランド」の鉄鋼市場が世界から隔離されているとしよう。この場合、総余剰は国内需要と国内供給によって決定さ…

マンキュー経済学 ミクロ編 -8-

-応用:課税の費用- この章では課税が厚生に与える影響を考えてみる。結論としては書いてと売り手が負担する課税の費用は、政府の収入を上回る。 ①課税の死荷重 課税による政府の税収は下図1のT×Qで表せる。下図2を見てみよう。課税がない場合の市場に…

マンキュー経済学 ミクロ編 -6-

-需要、供給、および政府の政策- この章では政府の政策がどのような効果をもたらすのかを分析する。 ①価格規制 政府は法律である財の「価格の上限」と「価格の下限」を設定することができる。 1.価格の上限 価格の上限は均衡価格よりも高く設定される場…

『阿含経典1』 増谷文雄編訳

前半が「縁起」にまつわる経典群、後半が「五蘊」にまつわる経典群。膨大な量の原始仏典を増谷文雄が適宜まとめたもの。あと二巻あるからきちんと読むぞ。

マンキュー経済学 ミクロ編 -7-

-消費者、生産者、市場の効率性- この章では厚生経済学のトピックである、資源配分が経済的福祉に与える影響を考える。この章の結論は「市場均衡価格が最も良い価格である」というものである。 ①消費者余剰 まずは買い手が市場に参加することで得られる便…